Microsoftは2026年4月19日(現地時間)、Windows Server向けに帯域外更新「KB5091157」等を公開しました。今回の更新は、ドメインコントローラー(DC)が再起動ループに陥る重大不具合に対応するため、緊急で提供されたものです。
帯域外更新の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 更新プログラム | KB5091157、KB5091470、KB5091571、KB5091575、KB5091576、KB5091573、KB5091572 |
| 種別 | Out-of-band(帯域外・臨時)更新 |
| 公開日 | 2026年4月19日 |
| 対象OS | Windows Server |
| 主な内容 | ドメインコントローラーが再起動ループする不具合の修正 |
| 再起動 | 必要(ホットパッチは不要) |
修正された内容
今回のKB5091157等では、ドメインコントローラーが再起動を繰り返す不具合が修正されています。
この問題は、2026年4月の累積更新(例: KB5091571など)適用後に一部環境で発生し、以下のような症状が報告されていました。
・再起動後、DCが正常に起動せず再び再起動してしまう
・Active Directory認証が停止し、企業ネットワーク全体に影響
・サーバー管理者が復旧作業を強いられるケースも発生
今回の帯域外更新により、これらの問題が解消されます。
対象バージョンとOSビルド
帯域外更新プログラムは以下のWindows Serverに提供されています。
・Windows Server 2025
OSビルド: 26100.32698
・Windows Server 2025 Datacenter: Azure Edition(Hotpatch)
OSビルド: 26100.32704
・Windows Server, version 23H2
OSビルド: 25398.2276
・Windows Server 2022
OSビルド: 20348.5024
・Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition(Hotpatch)
OSビルド: 20348.5029
・Windows Server 2019
OSビルド: 17763.8647
・Windows Server 2016
OSビルド: 14393.9062
再起動は必要?
KB5091157等は累積更新(LCU)として提供されるため、適用時に再起動が必要です。Hotpatchの場合は再起動は不要です。
一般ユーザーへの影響
今回の不具合は主に企業ネットワークのドメイン環境に影響するもので、一般家庭ユーザーへの影響は限定的です。
ただし、以下のような環境では重要な更新となります。
・Active Directoryを利用している企業ネットワーク
・ドメイン参加PCを多数運用している環境
・認証基盤がDCに依存しているシステム
企業のIT管理者にとっては、早急な適用が推奨される更新です。
更新プログラムの確認方法
「設定」を開く
「Windows Update」を選択する
「更新プログラムのチェック」をクリックする
一覧に「KB5091157」が表示されていればインストール可能
既知の不具合

今回の帯域外更新は、企業ネットワークの根幹であるドメインコントローラーが再起動ループに陥るという、非常に重大な不具合に対する「緊急の後追い修正」です。
DCが落ちると認証が止まり、ログオン不可・共有フォルダ利用不可など、業務全体に影響が出るため、帯域外で迅速に提供されたのは妥当な判断だと感じます。
参照元・関連リンク
- 2026 年 4 月 19 日 — KB5091157 (OS ビルド 26100.32698) 帯域外
- 2026 年 4 月 19 日 — ホットパッチ KB5091470 (OS ビルド 26100.32704) 帯域外
- 2026 年 4 月 19 日 — KB5091571 (OS ビルド 25398.2276) 帯域外
- 2026 年 4 月 19 日 — KB5091575 (OS ビルド 20348.5024) 帯域外
- 2026 年 4 月 19 日 — ホットパッチ KB5091576 (OS ビルド 20348.5029) 帯域外
- 2026 年 4 月 19 日 — KB5091573 (OS ビルド 17763.8647) 帯域外
- 2026 年 4 月 19 日 — KB5091572 (OS ビルド 14393.9062) 帯域外

